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酸化ストレスによるミトコンドリアDNA損傷の軽減
ヒト正常ケラチノサイトの試料を2つ用意し、一方はROXISOMES 0.5%配合製剤で処理し、もう一方は中空リポソーム配合製剤で処理してコントロールとしました。1時間後に両方の試料を過酸化水素で10分間処理し、ミトコンドリアのDNA損傷を健康状態(MTT代謝)を測定することで評価しました。
その結果、ROXISOMES 0.5%配合製剤はコントロールと比べて、過酸化水素処理後のミトコンドリアの健康状態の低下を約30%に抑え、さらに、時間経過に伴う健康状態の低下をも抑制しました。よって、ROXISOMESは酸化ストレスによるミトコンドリアDNAの損傷を軽減することがわかりました。
核内DNAの修復
ヒト培養ケラチノサイトを過酸化水素で処理した後、無添加、または0.3μg/ml ROXISOMESおよび中空リポソームを加えました。その後、ESSアッセイ(エンドヌクレアーゼ感受性部位アッセイ)を0、2および6時間後に行い、100万塩基対あたりの8-オキソグアニンの量を評価しました。
図7は無添加0時間での8-オキソグアニン量の値を“5”とし、相対的に8-オキソグアニンの量を表しました。無添加の2および6時間後の8-オキソグアニン量の値は約“2”でした。また、中空リポソームの2および6時間後の8-オキソグアニン量の値は約“1.7”~“2”でした。これに対して、0.3μg/ml ROXISOMES添加での8-オキソグアニン量の値は2時間後ですでにほぼ“0”でした。
このことから、ROXISOMESは酸化ストレスによって生成した8-オキソグアニンを短時間で修復することができます。
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