シワを改善し、アトピー性皮膚炎にも有効なアミノ酸Part2(L-ヒドロキシプロリン)

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【L-ヒドロキシプロリンのアトピー性皮膚炎への効果】
ジニトロクロロベンゼン(DNCB)により誘発した‘アトピー性皮膚炎モデル’を用いて、L-ヒドロキシプロリンの効果を評価しました。
NC/Ngaマウス(雄、6週齢、6匹)の耳介に1.5%(w/v)のDNCB溶液[20%(v/v)オリーブ油含有アセトン]を試験開始日から6日後および7日後に1匹あたり20μLを塗布し、耳介浮腫を誘導しました。3%のL-ヒドロキシプロリンを配合した30%(w/w)エタノール溶液を試験開始日から1日1回、被験部位である耳介両面に20μLずつ、17日間連続塗布しました。耳介浮腫の測定は、ピーコックダイアル シックネスゲージを用いて経時的に行いました。17日後に血清および炎症部位の皮膚を採取しました。血清中のIgE濃度は、ELISAにより測定しました。また、耳介部組織をTissue-Tek O.C.T. compoundで凍結包埋し、6μmの薄切切片を作製後、トルイジンブルー染色にて肥満細胞密度を計測しました。
この結果、耳介浮腫の厚さ増加量は、30%(w/w)エタノールを塗布した対照群で1.3mmであるのに対し、L-ヒドロキシプロリン塗布群は0.9mmであることがわかりました(図7)。また、血清IgE濃度は、対照群ではDNCB塗布により0.51μg/mLと上昇しましたが、L-ヒドロキシプロリン塗布群は0.38μg/mLと低値を示しました(図8)。一方、肥満細胞密度は、DNCB塗布対照群の31.0 cells/mm2に対し、L-ヒドロキシプロリン塗布群では19.6cells/mm2とDNCB無塗布群(21.5 cells/mm2)と同レベルまで改善しました(図9)。
アトピー性皮膚炎モデルを用いた評価により、L-ヒドロキシプロリンは表皮への作用によって表皮のセラミド量や水分量を増加させるだけでなく、真皮中の免疫細胞に作用し、IgE産生、肥満細胞の密度の増加を抑制し、アトピー性皮膚炎を改善することが示されました。

【化粧品への応用処方について】
●L-ヒドロキシプロリンは、還元糖と反応(メイラード反応)し、着色する場合がありますので、糖類との併用は避けてください。
●L-ヒドロキシプロリンは、カルボキシビニルポリマーの粘度を低下させにくいアミノ酸ですので、ゲル製品にも配合できます。

※L-ヒドロキシプロリンの詳しい情報及びWEBサンプル依頼は、こちらから製品カタログ(PDF)をご覧ください。
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