世界から集めた化粧品用植物油

植物から得られる油は、それぞれ特有の脂肪酸組成を持ち、使用感もさまざまです。”粘度”、”油性感”、”こし”の違いなどで、お客様の化粧品設計に合わせた植物油を選択することが可能です。また、Natural Oilsは評量の手間が省ける複数の植物油ブレンド品です。(植物油のオリジナルブレンドも製造可能です。詳しくは、日光ケミカルズまでお問い合わせください

Natural Oils-1:スクワラン、マカデミア種子油、ホホバ種子油、オリーブ果実油、カニナバラ果実油(ローズヒップ油)のブレンド品

Natural Oils-2:スクワラン、ホホバ種子油、カニナバラ果実油(ローズヒップ油)のブレンド品

Natural Oils SSQ:スクワラン(シュガースクワラン)、マカデミア種子油、ホホバ種子油、オリーブ果実油、カニナバラ果実油(ローズヒップ油)のブレンド品

アボカド油:アボカド(ワニナシ、Persea gratissima Gaertn.)の種子から得られる植物油です。アボカド(ワニナシ)はクスノキ科(Lauraceae)の常緑喬木で、カリフォルニア、フロリダ、ハワイ、南アメリカなどの熱帯地方で広く栽培されています。

オリーブ油:オリーブ(Olea europaea L.)の果実から得られる油です。オリーブはモクセイ科(Oleaceae)の常緑樹で、地中海沿岸地方を原産地とします。オリーブは、3000年以上も前から栽培されており、聖書や古代ギリシャ、ローマの書物にもその名前が記されています。果実から得られる油は古代ローマ人の生活にとって重要なものでした。オリブ油は食用のみならず、消化器官の潰瘍の治療薬として用いられてきました。現在、地中海沿岸、南ヨーロッパ、アフリカ北部地方、イタリア、カリフォルニア、南オーストラリアなどで栽培されています。

杏仁油:アンズ(Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.)の核仁から得られる不乾性油です。アンズは中国北部原産といわれるバラ科(Rosaceae)の果樹で、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアなどで栽培されており、日本でも栽培されています。アンズの種子を杏仁といい、アミグダリン(amygdalin)約3%、脂肪油40~45%を含んでいます。この杏仁を圧搾して得られる油が杏仁油です。杏仁油はオレイン酸を主成分とする植物油です。天然油相成分として優れた感触をもっています。

ククイナッツ油:ククイノキ(Aleurites moluccana Willd.)の種子から得られる乾性油です。ククイノキは、ハワイに自生するトウダイグサ科(Euphorbiaceae)の落葉樹です。かつてハワイの住民は、常夏の島“ハワイ”の強い日差しでほてった肌にククイノキの油を塗り、日焼けによる痛みや炎症を鎮めました。また、新生児もこの優しいククイノキの油で沐浴させたそうです。この伝説的なククイノキの油は今でもタパ布(カジノキの樹皮で織られた布)の染色、薬および皮膚の回復剤やボディケアオイルとして使われています。その後、このククイノキの油を食用油として利用した場合の有用性に関する研究も進み、人体に不可欠な物質である必須脂肪酸が多量に含まれていることが明らかにされました。必須脂肪酸は体内合成することができないため、常に食物として摂取しなければなりません。ここに、ククイノキの油の食用としての利用価値も認められたわけです。

グレープシード油:ブドウ酒の原料となるブドウ科(Vitaceae)のヨーロッパブドウ(Vitis vinifera L.)の種子から得た油を精製した、かすかにブドウを思わせる香りのある植物油です。グレープシード油は、リノール酸を主成分とするトリグリセリドで、アメリカで低アレルギー性クリームに広く配合されており、刺激性、アレルギー性のない油として使用されています。また、この油はヨーロッパで非常に古くからサラダ油、調理用油として使われており、安全性の非常に高い油です。リノール酸含有量が高いためコレステロール除去に効果があり、健康食品に使われています。

サフラワー油:ベニバナ(Carthamus tinctorius L.)の種子から得られる乾性油で、リノール酸を主成分とする植物油です。 ベニバナは、ナイル河上流原産のキク科(Compositae)の1年草です。サフラワー種子の最大生産国はメキシコであり、ついでアメリカ、オーストラリア、中国などの数国に限られています。 サフラワー油の主要構成脂肪酸であるリノール酸は、人体に不可欠な栄養素である必須脂肪酸であり、食用としても有用な油脂です。

スイートアルモンド油:アルモンド(Prunus amygdalus Batsch.)の変種、甘扁桃の種子を圧搾して得られる不乾性油で、オレイン酸を主体とした植物油です。アルモンドはバラ科(Rosaceae)の植物で、紀元前からヨーロッパで栽培が始められ、現在では地中海沿岸、アメリカのカリフォルニアで大規模に栽培されています。種子は偏卵形で一端がとがり、種皮は赤褐色で、これをむくと黄白色の子葉からなる仁があります。この仁には苦味のあるものと甘味のあるものの二つの成分変種があり、苦味のあるものを苦扁桃(Bitter almond)といい、甘味のあるものを甘扁桃(Sweet almond)といいます。

トウモロコシ胚芽油:トウモロコシ(Zea mays L.)の胚芽から得られる半乾性油で、淡黄色透明な液状油です。トウモロコシは、イネ科(Gramineae)の植物で、北アメリカでもっとも多く、そのほかロシア、中国、ブラジル、アフリカ諸国などの国々で生産されています。

ヒマワリ油:ヒマワリ(Helianthus annuus L.)の種子から得られる油で、リノール酸を主成分とする植物油です。 ヒマワリは、キク科(Compositae)の植物で、原産地はアメリカ西部です。現在はロシア、アルゼンチン、東欧、アメリカなどで広く栽培されています。 ヒマワリ油に含有されるトコフェロール量は大豆油、トウモロコシ油に比べて少ないのですが、生理活性の高いα体が多く、酸化防止という面で注目されています。ほかの植物油と同様にエモリエント性があります。透明度、感触に優れています。

ヘーゼルナッツ油:アベリャーノ(Guevina avellana Mol)の実から得られた天然の植物油です。NIKKOL ヘーゼルナッツ油は構成脂肪酸として、主成分のオレイン酸のほか、パルミトレイン酸を25%近くも含有しています。
アベリャーノはヤマモガシ科(Proteaceae)の植物で、アンデス山脈の高原地帯に南北約2,000kmにわたってほかの植物に混ざって自生しています。アベリャーノの実は木のようなかたい皮に覆われており、ヨーロッパのヘーゼルナッツの実とよく似ていることから、チリヘーゼルナッツともよばれています。食用にする部分は、2つに分かれていて黄色味がかった白色をしています。実は油を多く含有(約49%)しているほか、タンパク質、脂肪酸(特に不飽和脂肪酸)も豊富に含んでおり、栄養的に優れています。

ホホバ油:米国西南部およびメキシコ北部の砂漠地帯に自生するホホバ(Simmondsia chinensis または Simmondsia californica Nuttall)の種子より得られる液状エステル油です。 NIKKOL ホホバ油 Sは、ホホバ油を脱色、脱臭した精製品です。 ホホバはツゲ科(Buxaceae)の植物で、その種子から得られるホホバ油は、天然植物性の油としては唯一の液状エステル油です。古くからホホバ油は原住民により、皮膚の治療をはじめさまざまな薬用の目的に使用されてきました。今日でもインディアンは傷の鎮痛剤として利用しています。ホホバ油はいろいろな方面への利用が進められていますが、特に化粧品用油相成分として優れた性質をもっています。さらっとして、油っぽさがなく、皮膚や毛髪に対する感触が非常に優れています。安定性、安全性の高い油です。

マカデミアンナッツ油:マカデミア(Macadamia ternifolia Muell)の実から得た植物油です。マカデミアはヤマモガシ科(Proteaceae)の植物で、実はそのまま、または脂肪分と油分に分離して食用とされています。マカデミアンナッツ油は、構成脂肪酸として、主成分のオレイン酸のほか、パルミトレイン酸を25%近くも含有しています。パルミトレイン酸は、ヒト皮脂中に多量に存在する脂肪酸です。

メドウホーム油:メドウフォーム(Limnanthes alba Hartw.)の種子から得た植物油を脱色、脱臭により精製したもので、炭素数20以上の不飽和脂肪酸を95%以上含有している非常に特徴的な脂肪酸組成をもつ植物油です。皮膚塗布時の使用感は非常にリッチでこしがあり、また塗布後はしっとりとなめらかな肌に整えます。メドウフォームは、リムナンテス科(Limnanthaceae)の植物で、北カリフォルニア、南オレゴン、ブリティッシュコロンビアなどに野生している2年草です。品種改良が行われ、現在は大量に栽培されています。メドウフォームはその名前が示すように、泡のようにみえる白い小さな花を牧草地でたくさん咲かせます。種子は20~30%の油を含有しています。

ローズヒップ油:野生のバラの一種Rosa aff. Rubiginosa L.の果実、ローズヒップの種子から搾抽された植物油です。このバラは、南アメリカ、ヨーロッパ、アジアに生息するバラ科(Rosaceae)の植物で、果実はブドウくらいの大きさで、卵のような形をしています。果実にはビタミンCがたくさん含まれている(0.24~1.25%)ので、非常に珍重されています。特に北欧諸国では、天然のビタミンC源として広く食べられています。チリでは薬として非常に評判がよく、風邪に効くといわれています。 ローズヒップは、ビタミンCのほかビタミンBとビタミンEも含んでいます。ローズヒップ油は、1900年代の初めごろから注目され、1919年に出版された「健康と薬用植物」(Juan著)によると、利尿作用、毛細血管壁を強くする作用などがあることが記載されており、けがをした時の傷の治療に使用することを勧めています。

アルガンオイル:世界中の中でモロッコ南西部にしか生育しない固有の木、アルガンツリー(ユネスコ:生物圏保護区指定)の果実から採れるオイルです。(100kgの果実からわずか1L(㍑)しか採取できない希少なオイルです。

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