NIKKOL GROUPニコダームリサーチは、化粧品・医薬品・食品などの安全性や有用を、 最先端の皮膚科学に基づき適切に評価いたします。
国内の研究機関のみならず、フランス、アメリカ、ブラジルなど海外の皮膚評価機関とも提携して多岐にわたる評価を行っており、お客様のご要望に応じて的確な評価方法をご提案させていただきます。
安全性試験
化粧品、医薬部外品など、製品の安全性を最終的にヒトで評価することは製品開発に必要不可欠です。ニコダームリサーチでは、自社ならびに提携試験機関にて種々の評価が可能です。安全性試験としては、ヒトパッチテストや皮膚感作性試験、スティンギングテスト、コメド性試験などが可能です。
in vivo 【ヒトを用いた試験】
※ご検討されている試験につきましては、こちらからお問い合わせ下さい。
in vitro 【細胞を用いた試験】
ジャンル | 試験名 | ガイドライン |
動物実験代替法 | 皮膚一次刺激性試験(EPISKIN法) | OECD TG439 |
光毒性試験(3T3-NR法) | OECD TG432 | |
眼刺激性試験(HCE法) | ECVAM バリデーション法準拠 | |
皮膚感作性試験(h-CLAT法) | ECVAM バリデーション法準拠 | |
3T3細胞を用いた細胞毒性試験 | ||
SIRC細胞を用いた眼刺激性試験 |
※ご検討されている試験につきましては、こちらからお問い合わせ下さい。
有用性試験
近年、化粧品、医薬部外品などの有効成分について、ヒトによる製品評価だけでなく細胞レベルでの有用性メカニズムの解明が求められるようになってきています。
In vitro試験では、各種単層培養細胞系や、三次元培養組織モデル、あるいはそれらの組み合わせの試験を用いて、DNAや各種タンパクの発現、各種酵素活性の測定が可能です。さらに、ビジュアルデータが得られる組織染色による画像解析など様々な試験の実施が可能です。これらの試験を用いて、美白、アンチエイジング、抗酸化、抗炎症、または育毛といった幅広い目的の評価をしています。また 抗老化作用の評価を目的とした老化線維芽細胞モデルの開発や、三次元表皮モデルと線維芽細胞の共培養系による表皮と真皮のクロストークの評価系の開発、さらに、三次元表皮モデルの皮膚表面を乾燥状態にした乾燥皮膚モデルの開発など、新規の評価系の開発も積極的に取り組んでおります。
In vivo試験としては、試験期間が短期間である保湿試験、肌荒れ試験から、試験期間が長期である抗しわ試験や、育毛試験など様々なヒト試験が実施可能です。機器による数値測定や、皮膚表面から採取したレプリカ、およびテープストリッピングによって採取した角層を用いた皮膚表面状態解析など、多項目にわたる評価が可能です。また、人工的に紫外線を照射することにより、惹起させた色素沈着や炎症を対象とした美白試験や抗炎症試験なども実施しております。
in vivo 【ヒトを用いた試験】
ジャンル | 試験名 |
制汗・デオドラント | 制汗作用評価 |
デオドラント力評価 | |
シワ |
シワ改善作用評価(ガイドライン準拠) |
VISIAを用いたシワ本数評価 | |
角層由来タンパク評価 | |
法令線(ほうれいせん) | 法令線解析 |
美白 | 美白試験(シミ改善作用評価) |
紫外線による色素沈着に対する改善作用評価 | |
VISIAを用いたシミ個数、隠れシミ評価 | |
保湿・バリア | 即時保湿・即時バリア改善作用試験 |
角層診断 | |
毛髪 | 育毛試験 |
メイクアップ | 化粧崩れ評価・ソフトフォーカス評価 |
サンスクリーン | SPF/PA測定 |
その他 | 各種皮膚計測 |
毛穴評価試験 | |
抗アクネ作用評価試験 |
in vitro 【細胞を用いた試験】
ジャンル | 試験名 |
スクリーニング | 賦活作用評価 |
細胞毒性試験 | |
DNA損傷測定試験 <分子生物学的手法> | |
酸化ストレス耐性試験 | |
細胞内評価 | |
検体自体の評価 | |
ウェスタンブロティング法を用いた評価 <分子生物学的手法> | |
ELISA法を用いた評価 <分子生物学的手法> | |
組織切片染色法を用いた評価 <分子生物学的手法> | |
シワ | コラーゲン合成試験 |
ヒアルロン酸合成試験 | |
MMP-1抑制試験 | |
エラスターゼ活性阻害試験 | |
H2O2刺激による疑似老化細胞を用いた評価 | |
美白 | チロシナーゼに着目した評価 |
B16マウスメラノーマを用いたメラニン産生試験 | |
メラニン合成抑制試験 | |
保湿・バリア | フィラグリンドットブロッティング法を用いた評価 |
セラミド定量試験 | |
毛髪 | 毛乳頭細胞を用いた賦活作用試験 |
毛髪表面に特化した評価 | |
メイクアップ | カバー力評価 |
経皮吸収 | 三次元皮膚モデルを用いた経皮吸収性試験 |
その他 | リパーゼ活性測定 |
抗菌力試験 | |
リポソーム膜安定化試験 | |
過酸化脂質定量 | |
太陽光による退色試験 |
動物実験代替法試験
2013年3月11日より、EUにおいて化粧品および化粧品原料の有用性・安全性評価に動物実験を行うことが禁止されました。日本や米国、ならびに他の国におきましても、動物実験は廃止される動きが強く、特に化粧品業界を中心に動物実験代替法の開発が盛んに行われております。ニコダームリサーチにおきましても、設立当初より、動物実験代替法の導入を積極的に行っております。
ニコダームリサーチは、フランスの三次元培養組織モデルメーカーであるSkinEthic社と技術提携しており、有用性評価に積極的に三次元培養組織モデルを取り入れております。三次元培養組織モデルを使用する事により、従来の単層細胞培養系では実施困難でありました製剤や難水溶性素材を評価する事も可能です。また、三次元表皮モデルであるEPISKIN、およびSkinEthic RHEは、皮膚腐食性試験の動物実験代替法OECD TG431、および皮膚刺激性試験の動物実験代替法OECD TG439の適用モデルとして認められております。三次元角膜上皮モデルであるSkinEthic HCEは、眼刺激性試験の動物実験代替法としてECVAMにて評価中のモデルです。ニコダームリサーチでは、これらのモデルを用いた試験も実施しております。また、三次元培養組織モデルを用いた試験以外に、ECVAMにて評価中の皮膚感作性試験の動物実験代替法であるh-CLAT法、また、皮膚光毒性試験の動物実験代替法OECD TG432などの試験も実施しております。
刺激性試験の動物実験代替法 安全性評価として、下記試験を実施しています。
ジャンル | 試験名 | ガイドライン |
動物実験代替法 | 皮膚刺激性試験(EPISKIN法)※試験スケジュール | OECD TG439 |
光毒性試験(3T3-NR法) | OECD TG432 | |
眼刺激性試験(HCE法)※試験スケジュール | ECVAM バリデーション法準拠 | |
皮膚感作性試験(h-CLAT法) | ECVAM バリデーション法準拠 | |
3T3細胞を用いた細胞毒性試験 | ||
SIRC細胞を用いた眼刺激性試験 |
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法令線(ほうれい線)解析
法令線は鼻と頬の境目であり、一般的に加齢にともなり深くなります。見た目の年齢に大きく関わると考えられております。
法令線の深さを3次元画像解析の手法を用いて計測し、マッサージクリームなどによる改善作用を評価することができます。また、法令線の深さを8段階にグレード分けし、目視によるグレード判定評価も可能です。
※ご検討されている試験につきましては、こちらからお問い合わせ下さい。