スポーツドリンクや栄養ドリンク剤、飲むことありますよね?実はそんな身近な飲料にも界面活性剤が使われているんです。
スポーツ時の水分補給に飲むスポーツドリンクや、体が疲れた時の疲労回復に飲んだりする栄養ドリンク剤など、ドリンク剤には清涼飲料水から医薬品まで様々なカテゴリーと効果効能を持ったものがあります。
その様な機能を持たせる為に、ある種の成分を配合したりしています。代表的なものは、アミノ酸・ビタミン類・生薬などがあります。
その中で医薬品の栄養ドリンク剤の場合は、水溶性物質は配合には特に問題は無いのですが、ビタミンEなど油溶性物質の場合には可溶化が必要になり界面活性剤を使用します。
その場合、味が良く可溶化力に優れた「ポリオキシエチレン硬化ひまし油」や「ポリグリセリン脂肪酸エステル」が一般的に用いられます。また、生薬の澱(おり)の防止や分散にも効果が期待できます。
このように、ドリンク剤には様々な界面活性剤が使用されています。
なお、「ポリグリセリン脂肪酸エステル」については、可溶化力を高め耐塩性に強い「高親水性ポリグリセリン脂肪酸エステル」も製品化しています。
これらの「ポリグリセリン脂肪酸エステル」は食品添加物適合品ですので、食品用途へも幅広く応用されています。
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