ε-アミノカプロン酸
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成分名
(和):ε-アミノカプロン酸
(英):ε-Aminocaproic Acid, 6-Aminohexanoic Acid
局方 | 局外規 | 粧原基 | 粧外規 | 食添 | JCID | 既存化学物質番号 | TSCA | EINECS番号 | CTFA | CAS No. |
○ | ○ | ○ | 9-69 | ○ | 2004693 | ○ | 60-32-2 |
定義
1899年、Gabrieland Massにより合成され、1951年、岡本らが強力な抗プラスミン作用を見だし、その後種々の生理作用や薬理効果が明らかにされ、医薬品として使用されるようになった。カプロラクタムの加水分解により製造される(略号:ε-Acp)。
成分・組成
特徴
中性アミノ酸、抗ヒスタミン剤であり、プラスミンに起因する出血症状、炎症、アレルギー症状を改善する。皮膚科領域では、湿疹を含む各種皮膚炎に有効であり、5%前後配合した軟膏による治療例が、報告されている。
用途
医薬品として汎用されている。皮膚刺激を抑制する目的で化粧品に配合したり、出血および歯周炎の予防を目的として歯磨や口腔製品に配合される。化粧セッケン、シャンプー、リンス、頭髪用化粧品、ファンデーション、クリーム、乳液、化粧水、パック、洗顔料などに使用される。
商品
イプシロン-アミノカプロン酸(味の素、協和発酵)、第一製薬、武蔵野化学