感光素201号

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成分名

(和):感光素201号、感光素NK266、ピオニン

(英):Photsensitizer 201, 2-[2-(3-Heptyl-4-methyl1-2-thiazolin-2-ylidene)methine]


局方 局外規 粧原基 粧外規 食添 JCID 既存化学物質番号 TSCA EINECS番号 CTFA CAS No.
9-2311




定義

モノクロロアセトンとチオアセトアミドから2,4ージメチルチアゾールをつくり、これとn-ヨウ化ヘプチルを反応させ、ヨウ化3-n-ヘプチル-2,4-ジメチルチアゾリウムとする。これに亜硝酸イソアミルを滴下し合成する(C23H39IN2S2:534.6)。


成分・組成




特徴

シアニン系の色素で、感光色素としての増感作用はきわめて乏しいが抗菌性をもつ。黄色ブドウ球菌の阻止作用は、FDA20Pには100倍希釈、寺島株には400万倍希釈で効果がある。また、大腸菌への阻止作用は2万倍希釈で効果がある。経皮的使用による皮膚、肝臓、腎臓への影響は少ない。


用途

化粧品には、感光素101号と同様、皮膚の洗浄、保護などに用いられ、乳液、化粧し、クリームなどに使用する。化粧品には防腐の効果を考えて、0.002%以下の濃度で添加いている。


商品

感光社