γ-アミノ酪酸

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成分名

(和):γ-アミノ酪酸、ピペリジン酸

(英):γ-Aminobutyric Acid, 4-Amino Butanoic Acid, Piperidic Acid


局方 局外規 粧原基 粧外規 食添 JCID 既存化学物質番号 TSCA EINECS番号 CTFA CAS No.
9-114 2002586 56-12-2




定義

生体中から発見される前に、1883年Schottenが、合成に成功した。1937年奥貫はL-グルタミン酸の脱炭酸生成物をγ-アミノ酪酸と推定した。ジャガイモの根茎、リンゴの果肉、紅テンサイの根、マメ科植物の根粒、茶の葉、哺乳動物の脳髄など動植物界に広く遊離の状態で存在している(C4H9NO2:103.1)。


成分・組成




特徴

結晶状態または水溶液中で加熱すると閉環してピロリドン化する。生体中に含まれているが、タンパク質構成アミノ酸ではない。


用途

てんかん、脳出血、高血圧の治療薬として使用される。


商品

ガンマ-アミノ酪酸(味の素、協和発酵、第一製薬)