コロイド化学の進歩と実際

界面・コロイド化学を可溶化、乳化など10の状態別で分類し、
それぞれ基礎知識から有用性の詳細、産業分野への用途などを解説しています。
(1987年6月発行)

  1. 第1章 界面活性剤のミセル生成

    目黒 謙次郎 東京理科大学理学部教授・理学博士

    1. はじめに

    2. 非イオン界面活性剤のcmc

    3. イオン性界面活性剤のcmc

    4. イオンの固定化に対する電気伝導度による研究

  2. 第2章 可溶化

    金品 昌志 九州大学教養学教授・理学博士

    1. はじめに

    2. 可溶化に関する最近の研究

    3. 可溶化技術の応用

  3. 第3章 乳化

    荻野 圭三 東京理科大学理工学部教授・工学博士

    1. はじめに

    2. 乳化に関する最近の研究

    3. 各工業における最新の乳化技術の利用

  4. 第4章 分散

    今野 紀二郎 東京理科大学工学部助教授・理学博士
    江角 邦男 東京理科大学理学部講師・理学博士

    1. はじめに

    2. 分散の基礎理論

    3. 分散系の分類

    4. 分散の評価

    5. 分散操作

    6. 分散の工業への応用

  5. 第5章 起泡・消泡

    田嶋 和夫 神奈川大学工学部助教授・理学博士

    1. はじめに

    2. 泡沫の基本的性質

    3. 溶液の混合性と起泡性

    4. 液晶と泡沫の安定性

    5. 破泡と抑泡の作用

    6. 動的表面張力と起泡性

    7. 薄膜と気泡膜

    8. 工業における泡沫の利用と障害

  6. 第6章 潤滑

    広中 清一郎 東京工業大学工学部・理学博士

    1. はじめに

    2. 潤滑の基礎

    3. 各種添加剤の潤滑作用

    4. 各工業における最新の潤滑技術

  7. 第7章 表面処理

    林 剛 東京工業大学工学部・工学博士

    1. はじめに

    2. 固体の表面性状と表面処理

    3. 表面処理の方法(有機処理層の形成)

    4. 無機素材の表面処理

    5. 高分子素材の表面処理

  8. 第8章 乳化重合

    吉野 文夫 大日本インキ化学工業株式会社

    1. はじめに

    2. 乳化重合の最近の研究

    3. 各種工業におけるエマルションポリマーの応用

  9. 第9章 生体と界面活性剤

    上野 実 東京理科大学理学部助教授・理学博士

    1. はじめに

    2. 細胞に対する作用と機構

    3. 界面活性剤と細胞膜との作用

    4. 生体内界面活性物質の役割

    5. 界面活性剤の毒性、薬理作用、殺菌作用

  10. 第10章 膜:両親媒性分子の2次元の組織化と機能の発現

    宮 懋 東京都立大学理学部教授・理学博士

    1. はじめに

    2. 3次元物性は2次元物性にどのように反映されるか

    3. 両性脂質の膜物性

※筆者の所属・職階はすべて発刊当時のものです。

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